【大会レポその②】6/23　GP横浜　スタンダードトーナメント

続き。

2回戦：青黒《大建築家》型ハートレス

１G：○
序盤から2体の《絡み根の霊》で殴って行く順調な立ち上がり。
相手が殆ど動かないのでアーキタイプが分からずに不安だったけれど、４ターン目に《大建築家》が出てきて判明。
直前のFNMで全勝できなかったのは大建築家デッキと引き分けたためだったので、ここで「うわあやべえどうしよう……」とちょっと焦る（笑）

案の定《ワームとぐろエンジン》が２体お出ましするものの、その時にはこっちの盤面は完全に整っていました。
《ウルフィーの銀心》と結魂した極楽鳥が緑黒、赤白剣を持って更に《ケッシグの狼の地》のブーストで１５点叩きこんで勝利。
銀心のおかげで、極楽鳥は前半はマナクリとして場を整え、後半は優秀な飛行アタッカーとして大活躍しています。


２G：○
絡み根ソロに加え、達人も出てこれはなかなかいいんじゃないか！？と思いきや、大建築家からのファイレクシアの変形者で達人をコピーされる。
それでもめげずにクリーチャーを追加しながらビートしつつ、《原初の狩人、ガラク》をキャスト。とりあえずトークン出しておけばワームとぐろは怖くない。
……と安心しきってたら、《分散》でガラク兄貴がハンドへ。そして出てくるとぐろ。

ならばこっちは、シークレットウエポンの《原始のタイタン》だｯ!!
これによって《ケッシグの狼の地》を出しつつライブラリーを圧縮して、少しでも有効牌が出る確率を上げて行きます。
そして次のターンにガラク。《マナ漏出》されるものの、マナクリを３体寝かせて通らせる……！！

こんな感じで、ビートダウンの割には頑張って耐えました。
気づけば、相手の場にはワームとぐろ×２、大建築家、マイアの超越種×２ととんでもない布陣に。
対するこっちは、緑黒剣装備極楽鳥と銀心ペア、ビーストトークン×２、原始のタイタン、絡み根の霊、ラノエル×２。

ここで相手は、《心なき召喚》をキャスト。ハートレスデッキでもあったと判明した瞬間。
そして、《ウスーンのスフィンクス》が出てくる。ぐぬぬ、こいつには個人的に色々と思うところがあります…（笑）
うそまこ効果は、なんか《鋼のヘルカイト》がいたので、ハンドにある徴集兵で奪ってやろうと、ヘルカイトを取りたくなるように選んでおきました。案の定取ってくれた。

割とヤバくなってきたなあと思いつつ、エンド前に《古えの遺恨》でとぐろを割っておく。
で、次のターン。ガラクの小マイナスで８ドローするスーパープレイをすると、《ウルフィーの銀心》が。しめしめ。

とりあえず、極楽鳥で攻撃。ここでウスーンがブロックしてくれればしめたもの。
ブロックしてくれた！やった！

相手ターン、ヘルカイト出てくれば勝てる。出た！！

で、次の自分のターン、徴集兵でヘルカイトを奪い、銀心を出して結魂。
そして、極楽鳥とヘルカイトでアタック。一気に１５点削って勝ちました。

というわけで、初勝利！！地味に残り時間が５分くらいで危なかった。
結果として、２ゲームとも一度に１５点削って勝った……なんかすごい。


３回戦：青白黒Delver-spirit

１回戦：○
相手の土地が、《闇滑りの岸》《氷河の城砦》《金属海の沿岸》とすごくやらしい。
初動が《未練ある魂》だったので、ソーラーフレアかな？と推測してみた序盤。

こっちの動きは、１ターン目ラノエル→２ターン目赤白剣となかなかの滑り出し。
で、次にカウンターを警戒して、《最後のトロール、スラーン》をキャスト。
次のターンで装備してアタックすると、一気に１０点削れました。
相手には対抗策が無かったらしく、そのまま投了。


２回戦：○
トリプルマリガン。しかも初手の土地は《根縛りの岩山》。
これは終わったな……と思いながらもとりあえずはゲーム開始。
いちおう土地は引いてくる。ただし、根縛り→ケッシグ→銅線の地溝。土地３つ出てきたところでそれとか嫌がらせか…っ。　相手の方は超爆笑してた。すげえ笑いっぷりだった。

その間、スピリットトークンにボコボコにされて、残りライフは６でした（笑）

このまま殴られたら死ぬので、相手のスピリットを根絶やしにするために、《忌むべき者のかがり火》をX=１でキャスト。８体ものスピリットが焼け死んでいく光景は壮観です。

そして、絡み根の霊に赤白剣を持たせて特攻。相手は土地出すか未練ある魂を使うかしかしてなかったので、手札が豊富でした。９点削れたよ。

しかし、次のターンにあえなく《終末》でボトムへ。

負けじとお次はスラーンを出してアタック。すると今度は《審判の日》。再生用のマナもないのでそのまま死んでしまう。。

ここからはドローゴーを繰り返して、トップ勝負。
先に有効牌を引いたのは、こっちでした。
絡み根の霊を引き、それに剣を装備。からくも勝てました……

正直、あんな酷いスタートから勝てるとは思わなかった。
そして、割と早く終わった。対戦相手の方はすぐに席を立ってしまい、サイドを戻してると隣でやってた人に話しかけられ、緑単のロマンを語らったり関東のMTG事情を聞いたりしつつ、次のラウンドまで時間つぶし。とりあえず、関東はシングル価格が安いようです。羨ましいな。


４回戦：？？？

現在のところ２-１。ここで勝てればデカいぞ……！と、いちばん緊張してた場面でした。

……が、時間になっても対戦相手が来ない。
両隣ではもう試合が始まっており、すげえそわそわしながら待つ。
すると、ジャッジのお兄さんから、「あと１０分待って来なかったらなつめさんの勝ちになります」とのお知らせが。

１０分後、相手は来ず、不戦勝となりました。ラッキーなんだろうけど、悔しかった。

それからは、隣でやってる試合をずっと眺めてました。
赤緑ビート対ナヤビートでした。
赤緑の人のプレイングうまいなあ……とか、ラノエル全部いちばん古い版だーとか思いつつ、今後の参考にすべくガン見。

で、それを見終わったあとは、朦朧としながら物販ブースで時間つぶし。高速バスで殆ど眠れなかったせいで体力の限界に近付いており、無言で座ってたら寝てしまいそうだったんです。
せめて対戦があってくれればまだ精神力でどうにかなったのですが、不戦勝で糸がぷつっと切れてしまいました。

物販では、《原初のうねり》２枚（50円！！）と《霜のタイタン》の絵違いプロモを買いました。霜タイは使わないうえに落ちるのですが、コレクション目的です。確か、外国でしか手に入らないんだよね。


５回戦：赤緑ケッシグ

１G：×
自分のコンディション同様に、初期手札もガタガタ（笑）
ダブルマリガンして、土地１ラノエル１を確認してゲームスタート。

だがしかし、ラノエルは《鞭打ち炎》でさようなら。
土地は１で止まり、ドローは剣だったりかがり火だったりレインジャーだったり、３マナから動き出す奴らばかり。

そうこうしてる間に、相手の場には《業火のタイタン》が。
CIPで３点削られ、次のアタックで３点+パンプで死にました。これはひどい。


２G：×
ゲームはじめてから気付きました。《古えの遺恨》入れてない！！！
最大の誤算です。自分もかつてケッシグを使ってたから、対策するならサイドインは必須ってことは知ってたはずなのに……

土地は３つで止まったものの、《絡み根の霊》が頑張ってビートをしてくれてます。
どうにか５まで削ったのですが、相手の場には《殴打頭蓋》が。
次のターン、《墨蛾の生息地》に装備され、一気に毒カウンターが５個に。
このままじゃ負けるので、緑頂点で極楽鳥を持ってくる。で、絡み根達でアタック。
３回くらい相手のライフが5→10→5となるのを繰り返して、もしかしてドロー次第でワンチャンある…？銀心とか引いたら勝てるんじゃね？と思ってたら、金屑の嵐が飛んできました。ありがとうございました。


酷いプレイングとサイドボーディングでした。グランプリという場だというのに、これは相手にも失礼すぎる。
泣きそうになるのをこらえつつ、ケッシグ談義をしつつ次のラウンドまで過ごす。



最終戦：赤緑ビートダウン＠ALDILAさん

会場からすぐ出てパシフィコ内にあるデイリーでリポDを買い、気持ちを入れ替えての最終戦。ここで勝てば、パックが４つ貰えます。
最終戦の相手は、４回戦の時に隣で眺めていたお方でした。ガン見してたのはフラグだったか……！！

実は、グランプリ以前の大会でも調整の段階でも、同型対決はしたことがありませんでした。デルバーもそうだったけど、赤緑ビートもいなかったんだ。Tier1と2がいないとか、普段やってるところのメタはおかしい（笑）
というわけで、初の同型対決ということで、更に気合が入りました。
……試合開始までは「IDしましょうか？」とか口走ってたのは忘れることにしよう（笑）


１G：○
マナクリを出す、絡み根を出す、緑黒剣を出す、達人を出す……と、両方とも殆ど同じ動きをしていました。お互いにすごくいい回り方。

ただ、こっちの場には絡み根の霊が1体多くいました。こいつの存在がダメージレースで有利に働きました。
殴り合いの中で少しずつ少しずつ、ライフ差を広げ、剣の誘発効果でアドを取り勝てました。

このゲームは、今思い返してもいい勝負だった気がする。


２G：○
相手はあまりいい立ちあがりではなさそう。
こっちは、サイドから除去をたっぷり詰め込んだ甲斐があり、初手からかがり火と電弧の痕跡があるという恵まれた初手でした。

相手の場にマナクリが出るたびに焼いていくと、どうやら土地事故を起こしているようでした。
そのスキに、緑黒剣を持たせたクリーチャーでビートを重ねる。途中で達人が出てきたりプレイミスがあったものの、殴りきって勝利。


試合後は、やっと赤緑ビート使いにあたれた嬉しさから、めっちゃ話しかけにいきました。
デッキの内容を聞いてみると、《茨群れの頭目》が入っていたり興味深い構築をされていました。コントリ兼クロック増やしで、アリだなあ……
そして、happymtgにかつてデッキが載ったことがあるとのことで驚きました。探してみると確かにあった。長井守とかが出てる大会でベスト４でした。凄い……！！

是非とも今後とも仲良くさせていただきたいと思い、ブログのURLを宣伝したりMOのID教えてもらったりしてきました。遠征先の大会で輪が広がるって初めての体験です。是非とも、末長くよろしくお願いいたします。


というわけで。
結果は、4勝2敗でした。順位は18位。因みに春木は3-3だったようです。
劇的に凄いというわけでもないですが、そこそこ頑張ったと思います。

もらったパックからは、《灰口の悪魔王》《月銀の槍foil》《戦慄の奴隷商人》《魂の収穫者》《錬金術師の隠れ家》が出てきました。槍foilは純鋼スキーとしてはちょっと嬉しいけれど、悪魔王以外は見事にゴミカス。まあ、パック代で参加費の元くらいは取れてるからよしとしよう。


長くなりましたが、なつめのGP結果はこんな感じでした。

仙台のプレイヤーの方々のDNを見てみると、夢魔ニアさんの本戦マネーフィニッシュをはじめ、素晴らしい結果を残されているようです。すげえ。ほんとにすげえ……！！


デッキレシピや試合以外のことについてはまた後ほど。書くかもしれないし書かないかもしれない。